このフォーマットは簡単に言うとこんなことに利用します。
ここでは実際にこれを作成する時の手順を説明します。
※ハフモデルとは
注意)「ハフモデルv5」は、このハフモデルに通産省が定めた計数を使用した「修正ハフモデル」を
元に計算式を組んでいます。(・・・・商業地までの距離の2乗に反比例する)
・町丁別人口を入手します(役所でもらえます) | |
・地図を入手します(町丁別の地図を購入) | |
・競合店の位置と売場坪数を確認します |
まず、「ハフフォーマットv5」をひらいて”入力表”のタブを選択してください。
見本数値があらかじめ入っていますので、町丁名、数値、店名を削除します。
そして、準備した資料をもとにデータを入力してゆきます。
大体こんな感じになります
”2.基礎データの入力”で作成した表を印刷します。そして、地図に自店、競合店をマーキングしそれぞれの
地区からの距離をものさしで測って書き込みます。その際、山や川などの障害物は回りこむように計測します。
この作業は大変ですが、より精度を求める場合は、道路に沿うように計測するといった手間が必要です。
注意:距離は相対で正しければきちんと計算しますので、実際の距離に置き換える 必要はありません。ものさしで測ったそのままの数値をcm、もしくはmm単位 で書き込みます。 |
あとは書き込んだ通りにエクセルに打ち込みます。
このような感じになります。
距離の入力が終わったら、次は店舗の坪数入力です。
シート”ハフモデル”を選択します。画面下のタブで切り替えてください。
さっき入力した町丁名や店舗名が表示された集計画面が表示されるはずです。
(もし表示されていなかったら、キーボードから”F9”キーを押してみてください)
各店舗名の欄に黄色で坪数を入力する場所がありますので、調べておいた数値を入力します。
このような感じです。”坪数”の部分は単位が統一されていればよいので面積でも構いません。
坪数を入力すれば完成です。数字が更新されない場合はキーボードから”F9”キーを押してみてください。
数字の説明 シェア・・・・・・・その店が対象の町丁(地区)から、何%のお客さんを修正ハフモデルの理論上獲 得できるか、と言うことをあらわしています。流入、流出、調査の精度、店舗の営業 レベル等により実際の数値と異なってきます。 シェア人数・・・具体的にシェアを人数に置き換えたもので、これにその地区の一人あたり年間平均 消費額をかけることで、どの程度の年商が見込めるのか類推できます。あくまで理 論上の数字ですが。 |
印刷する場合は・・・
表示しなくてもよい部分を”非表示”にして、さらに、印刷プレビューで確認し、印刷行ってください。
今回は単純なハフの計算フォーマットを紹介しました。地区別に集計したり、商圏の段階別に集計できる
エクセルフォーマットもあります。機会があればそっちもダウンロードできるようにしますので・・・。